Floss or Dieフロスか死か

   

歯間ケアの大切さをユーモラスに伝える海外のことわざとは

名古屋市守山区の歯医者、もりやまファミリー歯科でフロスの重要性の紹介

皆さんは「Floss or Die(フロスか死か)」という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると「デンタルフロスを使わなければ死ぬ」という、ちょっと過激でユニークなこの言葉。実はこれは、アメリカを中心に歯科予防の重要性を訴えるユーモアを交えたことわざのようなもので、多くの人々に口腔ケアの必要性を印象的に伝えるために使われています。
本記事では、この「Floss or Die」という言葉の背景と、本当に“死”に関わるのか?という点、そして日本でも見落とされがちな歯間清掃の重要性について解説していきます。

 

Floss or Dieはなぜ生まれた?

名古屋市守山区の歯医者、もりやまファミリー歯科でフロスの重要性の紹介

この言葉は2000年代初頭からSNSやアメリカの歯科医院のポスターなどで見かけるようになりました。
背景には、歯ブラシだけでは歯垢の6割程度しか除去できないという現実があります。
アメリカでは「80歳になっても自分の歯を保つ」という意識が高く、デンタルフロスや歯間ブラシの使用が子どもの頃から習慣化されています。
そのため、フロスをしない=健康を軽視しているという警鐘として、「Floss or Die」という表現が浸透しました。

 

実際に「死」に関係するの?

名古屋市守山区の歯医者、もりやまファミリー歯科でフロスの重要性の紹介

実は、口の中の汚れや炎症が全身の健康に影響するというのは、現代医学でも常識となっています。以下のような病気と関連性があることがわかっています

心筋梗塞・脳梗塞
歯周病菌が血流に入り、動脈硬化を促進することがあります

糖尿病
歯周病と相互に悪影響を及ぼす「負のスパイラル」が存在

誤嚥性肺炎
高齢者の死亡原因の上位。口腔内細菌が気道に入ることで起きる肺炎

つまり、歯間ケアを怠ることで歯周病が悪化し、全身疾患のリスクが高まる=命に関わるというのは、決して大げさではないのです。

 

なぜフロスや歯間ブラシが必要なの?

日本ではまだまだ「歯ブラシだけで十分」と思われがちですが、歯と歯の間にはブラシが届かない汚れがたくさん残っています。 特に以下のような方は、フロスや歯間ブラシの使用が必須です。

歯が密接している人(特に若年層)
フロスが適している

歯ぐきが下がって隙間が広がっている人(中高年)
歯間ブラシが適している

矯正治療中・ブリッジやインプラントがある人
専用の清掃器具を併用

このように、年齢や口腔状態に応じて使い分けることが理想です。

 

日本でのフロス使用率は?

厚生労働省のデータや民間調査によると、日本人のフロスや歯間ブラシの使用率はわずか30%以下といわれています。
アメリカやスウェーデンでは70〜80%に達する国もあるため、日本ではまだまだ歯間清掃の習慣が根付いていないのが現状です。
しかし、歯ブラシだけでは清掃率が60%程度にとどまることを考えると、毎日のフロスや歯間ブラシの習慣は必須といえます。

 

今すぐ始められる!簡単フロス&歯間ブラシ活用法

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1. 毎晩の歯磨き後に習慣づける
寝ている間は唾液が減り、細菌が繁殖しやすい時間帯です。就寝前の使用が最も効果的です。

2. 無理に奥まで入れない
歯茎を傷つけると逆効果です。フロスはやさしく「Cの字」に沿わせるように動かします。

3. 最初は少しずつ慣らす
いきなり毎日行うのが難しい人は、まず週2〜3回から始めてもOKです。

 

まとめ:フロスしないと、将来泣くことになるかも?

「Floss or Die」はあくまでユーモアを交えた表現ですが、実際に歯間ケアを怠ると歯だけでなく命に関わる病気につながる可能性があります。
大切なのは、毎日のちょっとした意識と行動です。
歯ブラシに加えて、フロスや歯間ブラシを取り入れるだけで、生涯自分の歯で過ごせる可能性がぐっと高まります。 今日から始めましょう。Floss or Smile!

 



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