歯を失ったら
- Step1.診査・診断
- 顎の状態の把握のため、口腔内診査・レントゲン撮影など術前検査をしっかりと行い、お口の中の状態を把握しと入れ歯の設計、治療計画を立てます。
- step2.印象採得
- 顎の形のに合わせた患者様専用の型枠で型取りをいたします。
- step3.咬合採得
- 噛み合わせを取ります。
- step4.義歯完成
- 完成した入れ歯を入れて調整します。
- 入れ歯を固定する天然歯に負担がかかることがあります
- 個人差や使用方法等により、人工歯の擦り減りや稀に割れたり壊れる可能性があります
- 土台となるご自身の歯を削ったり、神経の処置が必要となることがあります
- 金属を使用する義歯では、金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります
- 使用直後は口腔内に馴染むまで調整や慣れに時間がかかることがあります
- 加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります
歯を失うことは、見た目や機能だけでなく、口腔内全体や全身の健康に大きな影響を与える可能性があります。
歯を失った原因を理解し、適切な対策を取ることで、健康的な生活を取り戻すことができます。
歯を失う原因とは?
歯を失う原因はさまざまですが、大きく分けると以下のような要因が挙げられます。
むし歯
むし歯は、歯のエナメル質や象牙質が細菌によって破壊される病気です。
初期段階では痛みを感じにくいため放置されがちですが、進行すると歯髄(神経)に到達し、最終的には歯を失う原因になります。
むし歯を予防するためには、日々のブラッシングや定期的な歯科検診が不可欠です。
歯周病
歯周病は歯を支える骨や歯茎が炎症を起こし、徐々に破壊されていく病気です。
初期段階では歯茎の腫れや出血といった軽い症状ですが、進行すると歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまいます。
歯周病は成人が歯を失う最も大きな原因の一つであり、早期発見が鍵となります。
外傷や事故
スポーツや日常生活での転倒など、外部からの強い衝撃によって歯が欠けたり抜けたりする場合もあります。
このような外傷による歯の喪失は予測が難しいため、事後の適切な処置が重要です。
噛み合わせや歯ぎしり
不正な噛み合わせや歯ぎしりの習慣は、歯や顎に過剰な負担をかけることで歯を脆弱にし、最終的には歯の喪失に繋がることがあります。
マウスピースなどで適切に対処することで予防できます。
歯を失ったままにした場合のリスク
歯を失った後、そのまま放置することは、多くのリスクを伴います。
見た目や噛み合わせだけでなく、口腔内全体や全身に影響を及ぼすこともあります。
噛み合わせの乱れ
失った歯の両隣の歯が空いたスペースに向かって傾いたり、噛み合う歯が移動してしまうことがあります。
この結果、噛み合わせが乱れてしまい、顎関節症や咀嚼不良の原因となります。
顎骨の吸収
歯が抜けた部分の顎骨は、歯を支える役割を失うため、徐々に吸収されて痩せていきます。
これにより、顔の輪郭が変わり、老けて見えることがあります。
また、骨量が減少するとインプラント治療が難しくなる場合もあります。
残った歯への負担
失った歯の代わりに周囲の歯が過剰に働くようになり、残った歯への負担が増えます。
この負担が蓄積すると、健康な歯も早期に損傷するリスクが高まります。
発音や食事の問題
歯を失うことで発音が不明瞭になったり、食べ物を十分に噛み砕けなくなることがあります。
この影響で消化不良を起こし、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
全身への健康リスク
歯を失ったことで噛む力が低下すると、脳への刺激が減り、認知機能の低下に繋がることがあるとされています。
また、栄養バランスが崩れることで全身の健康にも影響を及ぼす場合があります。
もりやまファミリー歯科の入れ歯治療
歯を失ってしまった方、今お使いの入れ歯にご不満な点がある方は、ぜひご相談ください。
硬いものがしっかり噛めない
入れ歯が合わなくて痛い
ズレたり落ちたりする
患者様一人ひとりのお口の状態に最適な入れ歯をお作りするため、噛み合わせの調整を丁寧に行います。
また、厳選した高品質な素材を使用し、快適でお口にぴったり合う入れ歯を製作しております。
このような症状あるときはご相談ください!
入れ歯の調整をしても痛みが続く
引っ張られるような違和感がある
話しにくくてうまく喋れない
装着感が悪く、長時間つけていられない
この年齢で入れ歯を使うのが気になってしまう
遠慮せずに何でもご質問ください
当院で作製した入れ歯かどうかに関係なく、どんな疑問にも丁寧にお答えし、納得いただけるまでご説明いたします。
入れ歯はサイズが合わないと、噛みにくさを感じるだけでなく、噛み合わせが崩れることで全身の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
快適で健康的な生活を送り、笑顔で過ごしていただけるよう、当院では入れ歯の調整やご相談にも対応しております。
入れ歯の種類について
入れ歯にはさまざまな種類があり、使用する素材や構造によって特徴や使用感が異なります。
ノンクラスプデンチャーの特徴
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を使わず、弾力性のある特殊な樹脂で作られた部分入れ歯です。
歯茎の色に近い素材を使用するため、装着時に自然な見た目を保てるのが大きな特徴です。
メリット
審美性に優れる
クラスプ(バネ)がないため、笑ったときや話しているときに入れ歯が目立ちにくく、自然な印象を与えます。
特に前歯が見える部分に適しています。
軽くて快適な装着感
使用する樹脂は薄く軽量で、弾力性があるためフィット感が良く、違和感が少ないとされています。
金属アレルギーの心配がない
金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがありません。
アレルギー体質の方にも安心して使用いただけます。
デメリット
耐久性がやや劣る
樹脂素材は金属に比べて強度が低いため、長期間使用すると劣化しやすい場合があります。
定期的なメンテナンスが必要です。
修理が難しい
一体型で作られるため、破損や大きな調整が必要な場合は新たに作り直すことが多くなります。
費用が高め
保険適用外のため、レジン床義歯に比べて費用が高くなることがあります。
レジン床義歯の特徴
レジン床義歯は、保険適用で作製できるスタンダードな入れ歯です。
プラスチック樹脂で作られた床(義歯の土台部分)が特徴で、部分入れ歯の場合は金属のクラスプで歯に固定します。
メリット
保険が適用される
レジン床義歯は保険適用で作製できるため、費用が抑えられるのが大きな利点です。
修理がしやすい
破損や調整が必要になった場合でも修理が比較的簡単で、短期間で対応できます。
対応しやすい
部分入れ歯から総入れ歯まで、さまざまな状況に適応可能です。
初めて入れ歯を作る方にも選ばれやすい治療法です。
デメリット
審美性が劣る
金属のクラスプが見えるため、口元の見た目が気になる方には不向きな場合があります。
特に前歯にクラスプがかかる場合、目立ちやすくなることがあります。
装着感が劣る場合がある
レジン床はやや厚みがあるため、装着時に異物感を感じやすいことがあります。
耐久性が低い
樹脂は経年劣化しやすく、強度も金属床義歯などに比べて低いため、長期間使用するには適さない場合があります。
ノンクラスプデンチャーとレジン床義歯の比較表
項目 | ノンクラスプデンチャー | レジン床義歯 |
見た目の自然さ |
非常に優れる(目立たない) |
クラスプが見えるため劣る |
装着感 |
軽くて薄い、違和感が少ない |
厚みがあり、異物感を感じる場合がある |
耐久性 |
やや劣る(樹脂は金属より劣化しやすい) |
比較的短期間で劣化する |
修理のしやすさ |
修理が難しい |
修理がしやすい |
費用 |
保険適用外で高め |
保険適用で費用を抑えられる |
金属アレルギー対応 |
金属不使用で安心 |
クラスプに金属を使用 |
どちらを選ぶべきか?
ノンクラスプデンチャーとレジン床義歯の選択は、患者様のご要望やお口の状態、予算によって異なります。
審美性を重視し、快適な使い心地を求める方にはノンクラスプデンチャーが適しています。
一方、費用を抑えたい場合や修理がしやすいものを求める場合は、レジン床義歯が適しています。
当院では、患者様のニーズやお口の状況をしっかりと伺い、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明した上で、最適な治療法をご提案いたします。
入れ歯に関するお悩みやご相談がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
入れ歯治療の概要
入れ歯治療の流れ
治療期間・回数(※状態・本数によって変わります)
治療期間 |
2〜4週間 |
治療回数 |
4〜5回 |
費用(※症状によって金額は変わります) |
1〜3歯 77,000円〜 |
リスク・副作用 |
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歯を失ったら早めにご相談を
歯を失った際には、そのままにせず早めに治療を受けることが重要です。
放置する期間が長くなるほど、周囲の歯や顎骨への影響が大きくなり、治療が複雑になることがあります。
当院では、患者様一人ひとりの口腔状態やご要望に合わせた最適な治療法をご提案しています。
定期的なメンテナンスを行うことで、治療後も快適な生活を維持することが可能です。
歯を失ってお困りの方や、不安がある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
歯の健康を取り戻すために、専門的なサポートを提供いたします。